上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

モイドンという言葉を皆様は聞いたことがあるだろうか?
モイドンは漢字で書くと「森殿」。即ち「森山の神様」という意味合いであり、この名で呼ばれる場所は、南九州各地、特に鹿児島の薩摩地方に多く残されている。鹿児島県下で100箇所以上、指宿市内に限ると約40箇所ほど存在する。


民俗神モイドンとは…。
モイドンは集落ごとの民間信仰(精霊崇拝や原始主義【アミニズム】)の名残であるという。雑木林に不思議な形をした一本の巨木が生えている。これが神を祀る依代(ヨリシロ)になる。巨木そのものがモイドンではなく、巨木を中心とした小さな空間そのものがモイドンであり、ここでモイドンを村の住民や町民が祭祀をおこなっていたと考えられるのである。
鹿児島県の上西園のモイドンは、そのような民間信仰の場を明確に残しているものとして市の指定文化財とされている。ここにはアコウの巨木と共に山の神と稲荷神(イナイドン)の祠が祀られており、「民俗神の聖地」として紹介されている。
だが、信仰の聖地で故にその土地を汚すことは祟りにつながる。特に依代である巨木は触れてはならず、枝一本葉一枚すら持ち帰ることは許されない。場所によっては禁忌の地として、モイドンに立ち入ることもまかりならぬとされている。
そこを「聖地」としてきた。そこにいるモイドンを祭る儀式を行ってきた。まだ行事が残っているところもあるらしい。
空地に立つアコウやソテツなどの木を「ご神木」としているところもある。
古い自然信仰であり、祖先をしのぶ場所でもあったという。
空き地やご神木は、開発や集落の変遷で失われてしまうことが多いが、現在でも数多く存在しているモイドンはそれだけ地元住民達に守られている存在であるとも言えよう。それともなにか切る事ができない理由があるのかもしれない…。


民俗怪談
地元住民からは幽霊が出たり様々な怪奇現象の噂まで語られている。
これらのことが元に怪談が語られることも多々ある。
あるとき、子ども嫌いの男が、モイドンの樹の周りで遊んでいた子どもを、
『うるさい!』と言って殴りつけ、怪我をさせてしまいました。
すると、その夜、男の頬が腫れあがり、ひび割れて穴になっていきます。
そして、中から出てきた神経が、まるで絞め殺しの樹のように男に絡みつきました。
男はそのまま行方知れずになってしまったということです。
moidon09.jpg
(実際に鹿児島県の上西園アコウの樹付近にある遊具)

薩摩藩の時代(江戸・明治)に入ると、農家の集落は「門」(かど)という単位に分けられ、
管理されるようになった。その門を守る神様として、「内神」(うっがん)が登場した。
この「うっがんさま」はいまでもほとんどの人が知っている。やがて「氏神」という当て字もでてき始めた。
彼らの精霊信仰は有名で、モイドンと同じく先祖を祀る聖地をもっている。
沖縄には、「御獄(うたき)」という、非常に似ている聖地信仰がある。後々他の崇拝物なども記事にしていきたいものだ。
関連記事
スポンサーサイト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

マニアック妖怪!?アイヌカイセイ

呪われた眼差し。火事を招く「泣く少年の絵」

comment iconコメント

コメントの投稿



trackback iconトラックバック

トラックバックURL:

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。