前回の吸血鬼の話の続き

みなさんご存じのフランケンシュタイン。
彼にもモデルとなった存在がいるようで、18世紀に書かれたヴィクター・フランケンシュタインの日記というものが存在している。
彼は18世紀のドイツ。フランケンシュタインはインゴールシュタット大学で解剖学を学ぶ青年だった。だがいつの日か、フランケンシュタインは、死者を甦らせるという欲望にとりつかれ、墓場や死体置き場から死体を盗んできては実験を繰り返すようになる。(ここでのフランケンシュタインは医学生青年の名前であって。頭にボルトが刺さった人ではない。)
日記の一節にこういう文章がある。
「二ヶ月ほど子宮内で育ってから死んだ胎児の死体を手に入れた。細心の注意を払って輸血を始める。だが、輸血の途中でうたた寝をしてしまい、目が覚めたときにはゾッとする光景が広がっていた。
胎児は二倍の大きさに膨張し、形が崩れてスポンジのようになっていた。血管が透けて見え、体内で血管があちこちうごめいているのが見えた。」

普段は墓場から、ウジ虫のわくような死体をあさり、臓器を切り取っては持ち帰り、手や足、内臓、鼻や目玉までつなぎ合わせて新しい命を作り出そうとしていたフランケンシュタイン。
だがなかなかうまくいかない。特に脳の作業には困難を極めていたようだ。脳が死んでいてはせっかく体をつなぎ合わせても生き返るはずはない。
ここであせったフランケンシュタインはついに罪を犯してしまう。
1774年4月21日。フランケンシュタインはどうしても新鮮な脳を手に入れようと、弟子と一緒に森で遊んでいた子供をさらってきた。後ろから棒で殴り、意識を失わせて子供を担いで運んでいると、遠くの方から母親が子供を捜す声が聞こえた。
この時はさすがに罪の意識は沸いたが、実験のためだ。連れ帰った子供を殺し、頭を開いて脳を摘出した。そしてすでに身体の部分だけは完成していた人造人間に移植する。
「明日はもっと強い電流を流してみよう。きっと体内に眠っている力がよみがえることだろう。手術はすべて完了したが、こうして終わった後、科学者として感じるはずの喜びよりも人間としての罪に押しつぶされそうだ。
私のやってしまったことはあまりにも恐ろしい・・。」

日記はここで終わっている。


小説でのフランケンシュタイン
フランケンシュタインとは、イギリスのメアリ・シェリーによる小説、及び同作品の主人公である。
しばしば頭にボルトを刺したつぎはぎの大男を指してこの呼名が用いられるが誤りである。この名はその人造人間を生み出した科学者のものであり、人造人間に名前は存在しない。
1930年の映画でもフランケンシュタインの名は主人公の義父の名前であり人造人間の役名は「The Monster」となっている。
本作はSFとホラー両ジャンルの古典的名作として知られている。特にブライアン・オールディズが本作をSFの "種の起原" と位置付けた事は有名であり、しばしばロボット・人工知能SF等 "創造主 (人間)" と "被創造物 (機械)" の関係を描く作品の元祖とも言われる。
正式な題名は『フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス』
誤解されがちなのだが、フランケンシュタインは怖い奴と思われがちだが一可哀想な奴であったりする。


映画を見よう!!

1910年の世界初のフランケンシュタインの映画。だが小説版とはかけ離れている内容となっている。

1930年。こちらがフランケンシュタインを一番有名にした映画だと思います。

一番小説に近い映画


終わりに…
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見てみると結構かわいい顔してますね。
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